2019.3.20

カテゴリー │造船四代目雑記

2019.3.20
ボルトとか。

3月20日です。

平成もあと10日で終わります。

今年に入ってもう3ヶ月も過ぎるのですね。

早い。

パイロットは普通の人よりも

より高速で動いているので

もしかいして他の人よりも

若いのでしょうか。

とふと思いました。

さて、写真です。

上から

ボルト

タック

平釘(船釘とも)

ボルトは丸頭のやつと六角頭のやつがあります。

丸頭のそれはナットを締めるときに

芯も共回りしてナットが締められなくなるときもあるので

頭を金槌で叩きながらナットを回したりします。

意外ですがボルトにもナットにも日本語での呼び名が

ちゃんとありますです。

ボルトが螺釘(らてい)

ナットが母螺(ぼら)と言います。

絶対普段使いませんです。

ボルトとしか言いませんね。

次のタックは釘のでかいヤツと思えばいいと思います。

平釘は船といえばというくらいメジャーな釘であります。

とおり、ぬいくぎ、かいおれ、オトシ、

こべり、とだて、よつ・・・・

もっと色々な呼び名があります。

微妙に形が違うのですが

細かいことは私はわかりませんです。

私が実際に聞いていた呼称は

数種類しかないので

そこまで使い分けていたのか疑問ではあります。

地域差もあったのでしょうかね。

この船釘は使う箇所に合わせて

釘を少しだけ曲げてから打ちます。

打つ前に釘を曲げて

材につばのみという道具で導線となる穴をあけてから

釘を打つというなんとも難儀な作業を経て

ようやっと打たれる釘です。

中国の木造漁船大工さんは

ドリルで導線をあけてから平釘を打っていました。

平釘はノルウェーかどっかの船大工も

使っていたのを見ました(現地に行ったわけではないですが)。

ボルトやら釘やらいちいち多いですね。

2019.3.20ゴエクゾウセン横
四代目 ゆーき



同じカテゴリー(造船)の記事
2019.3.18
2019.3.18(2019-03-18 18:05)

2018.8.28
2018.8.28(2018-08-28 17:19)

2018.2.20
2018.2.20(2018-02-20 17:20)

2018.1.22
2018.1.22(2018-01-22 17:31)

2017.10.24
2017.10.24(2017-10-24 17:19)

2017.7.12
2017.7.12(2017-07-12 17:27)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。