3月31日の記事

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何故だか写真が全然アップできないので。

私、四代目は「左」の”エ”の部分を”ヒ”と書きます。

なぜか。

私のもう一人の師匠である宇保さんが「左」をこう書いておりました。

最初はなんでそう書くのだろうかと思っていたのですが

恐らくすぺさるせっかちの宇保さんのこと、

少しでも画数の少ないこの異体文字?の「左」に至ったのだと思われます。

そう結論付けると私も画数少ない方がいいなーと思って今日に至る。

因みに船の後ろを意味する「艫」(トモ)は「友」と書きます。

これは越來家もそう。

船大工は合理的なので字画の少ない方を使うんですね。きっと。

四代目 ゆーき




2017.3.30

カテゴリー │四代目雑記


漁船。

夜遅くの更新。

今日も「ブログ見てます」といわれました。

何気に嬉しいですね。

いやかなり嬉しいですね。

釣り好き。

船好き。

四代目好き。

特に後者大歓迎。

(笑)と付けておきます。一応。

最近魚食べてないなー。

お刺身食べたい。

そう思ったときってあかね丸が出港できていないときなんですよねー。

四代目 ゆーき




2017.3.29

カテゴリー │造船四代目雑記


驚嘆。

この写真。

船のそば。

カイシングと呼んだりしますが

この写真。

棟梁が付けた箇所なんですが、

前後左右どちらから見ても湾曲しております。

しかも斜めに付ける。

これを1発で嵌めました。

カタドリという作業で1発でここに嵌る部材を造るのが越來造船。

しかも曲がった状態できっちり嵌るということは

取り付ける(曲げる)前の部材はそのままでは嵌りません。

曲げて始めてそこにきっちり嵌るのです。

これが木造船の面白さ。

そして難しさ。

私がやったら3日はかかります。

棟梁は1日かかりませんでしたが。

二代目、三代目(現棟梁)、宇保さん

この三人のカタドリを間近で見ることができたのは

マジで自慢できるぜ。

三人ともバケモノ(越來造船での最大限の褒め言葉)。

私もいつの日かバケモノと仰望されたいものです。

四代目 ゆーき




2017.3.28

カテゴリー │四代目雑記


KOKE.

タコ食べたい。

突如そう思いました。

しかし冷蔵庫にタコはおりませんので

島らっきょを食べました。

イレギュラーでしたがなかなか満足。

最近狭い船内作業が多いのでタコに憧憬している次第であります。

どんな狭いところにもにゅるりと入り込めるタコ。

そういえば知り合いにタコ博士がいます。

何ゆえタコなのか。

海で獲ったタコに名前を付けて水槽で飼ったり

昔お昼ご飯にはんぱなくでかいタコ1匹(生)買って来たり

タコを干して干物を作り始めたり

そんなこんなで大学院までいって

果ては博士になってしまった御仁。

世の中変わった人もいるもんです。

島らっきょからのお話でした。

四代目 ゆーき




2017.3.27

カテゴリー │四代目雑記


サ・バニ。

マストって単純に見えますよね。

実際単純なんですが、結構難しいものですよ。

カンダンから下はテーパー(錘に)になっています。

で、マーラン船の場合は一番下の所は平らではないんです。

なので帆柱は前後があるんです。

ただの丸太に見えてちゃんと前後がある。

造る前に木の反りを見て考えるんです。

言わないとわからんですよねー。

四代目 ゆーき




2017.3.26

カテゴリー │四代目雑記


日曜。

日曜日も休まず営業越來造船。

しかも寒いときた。

春来たと思ったら北風びゅーびゅーですよ。

その上アイスクリーム食べたから凍え死ぬかと思いました。

頭を使う作業に糖分は必須ですし。

設計士の友人が見学に来ました。

やはり設計士の人間はそうでない人より感動具合が凄いです。

こんな木材も見たことないと驚いておりました。

そんな日曜日。

四代目 ゆーき



2017.3.25

カテゴリー │四代目雑記


お知らせ。

3月25日。

クリスマスまであと9ヶ月です。

よーし頑張ろー。

甲板作業中です。

外板の上に乗るタイプの甲板は結構なんでもないのですが、

外板の中ほど、第二甲板と言われる奴たちは大変です。

大きい船なら凄くきつめに嵌めるのですが

小さい船だときつく嵌めてしまうと外板を広げてしまう恐れがあるので

気を遣います。

刷り合わせもし過ぎると小さくなって隙間があくので

カタドリという作業の段階から結構シビアに取るのです。

何を言っているか難解な方もいると思うので

仕事の合間を見て写真付の記事考えておきます。

兎に角。

クリスマスまであと9ヶ月ということなのです。

四代目 ゆーき



2017.3.24

カテゴリー │四代目雑記


いらすちっく。

最近は残業残業でございます。

がんばろー。

春ですねー。

なんだかんだで寒すぎず暑すぎずですもの。

最近木目を見過ぎて就業後はふらふらします。

木目ばっか見ていると物を疑って見る様になるので

かなりひねくれ者になります。

私がひねくれている理由であります。

木目の所為なのです。

四代目 ゆーき





2017.3.23

カテゴリー │四代目雑記


船。

特に木造船は造り手によって微妙に変わります。

一見まったく同じに見える場合でも乗り手には直ぐわかると思います。

地元の船を地元以外の人が造るというのはあまり聞かない話です。

テレビの取材のときにも言いましたが

本当はチョロ船も宮崎で造りたかったんだと思います。

でも越來造船が造ることになりました。

そうなると越來造船、全力です。

いい船を造ります。

うちは既述した

造り手によって微妙に変わる



越來造船が造ったからますます良くなった

という表現に変えるべく全力を尽くすのであります。

四代目 ゆーき




2017.3.22

カテゴリー │四代目雑記


進水のその日。



進水式はとても緊張します。

と言っても緊張するのは手元だけ。

棟梁はけろりとしております。

その理由は

「俺の造った船が綺麗に浮かないわけがねえ」

だそうです。

なので私があからさまに緊張を面に出していると怒られます。

よく聞かれます

「進水式終わったら達成感ありますか?」

そんなことないですよ。

終わったーしばらく休もう。

そんな気持ちです。

造船中毎日緊張しているので気が抜ける瞬間が進水した瞬間なのです。


四代目 ゆーき



2017.3.21

カテゴリー │四代目雑記


ゴエクリュウキさま。

木のささくれがよく手に刺さります。

仕事柄しかたのないこと。

奥に入っちゃうともうどうしようもないのでそのまま埋もれて

体の一部に成り果てる物もあります。

大丈夫なんでしょうね。

私ぴんぴんしてますし。

たまにノミでほじくって取ることがあるんですが

当然のように周りから猛注意されます。

四代目 ゆーき



2017.3.20

カテゴリー │四代目雑記


夕日。

春分の日だそうです。

陽も長くなりました。

蚊も活発になってきた気がします。

追い込みの時期だー。

卒業シーズンでもあります。

各年代の卒業生おめでとう。

特に卒業して社会人になる君たちへ..

へへーんもう学生ノリじゃやべえぞー!!

と若さへの嫉みを込めて送ります。

 四代目 ゆーき



2017.3.18

カテゴリー │四代目雑記


墨壷。

土曜日です。

昔は土曜日のまんが日本むかしばなしが楽しみでした。

今でも大好きですが。

むかしばなしって面白いですよね。

落語も古典の方が私は好きだったりします。

市原悦子はいい。

四代目 ゆーき



2017.3.17

カテゴリー │四代目雑記


木々。

3月17日。

鉋を研ぎました。

定期的に研がないと切れ味落ちるんです。

別にいいかなーと使っててたまに研ぐと

びっくりするくらいするーっと削れるので

ちょっとの間は楽しいです。

まぁ直ぐに切れ味にも飽きていつもの仕事作業だという感情に

戻るのですがね。

うーん。

四代目 ゆーき




2017.3.16

カテゴリー │造船四代目雑記

船の床板。

マーラン船ではドゥクとか

サバニではザシカとか言いますが、

船大工の基本が詰まっております。

特に越來造船では一番最初にカタドリという技の練習の為に

下っ端にやらせたりします。

基本と言っても馬鹿になりません。

これが中々深い。

床板を縦に敷くのか横に敷くのか。

船の用途によって違うのですが、

昨今の木造船はその木造船元来の用途で使用することは稀だと言えます。

なので元来の用途で仕様する場合は本来の造り方をしますが

最近はそうでもない場合の方が多いかと。

どちらにしても越來造船は用途と見え方を考えて造ります。

単純に縦と横だけでなく色々とこだわるのですが

それはいつかの機会に置いといて

今日はこれ。

先ず見て頂きたい。




違って見えませんか?

横線のやつは”ぼてっ”と見えて縦線のやつは”ほっそり”見えるはずです。

これが木目になると顕著です。

広く見えた方がいい場合とほっそり見えた方がいい場合と考えるのです。

もちろん用途やら強度やら色々と鑑みてですが。

このちょっとした「こだわり」が

越來家船大工代々が賞賛されてきた理由なのです。

四代目 ゆーき




2017.3.15

カテゴリー │四代目雑記


×ウイルス

今日も無事18時を迎えることができました。

車も煙を吐かないこの時世に木造船の

仕事ができていることに感謝です。

完成間近。

怪我なくやりとげたいと思います。

四代目 ゆーき



2017.3.14

カテゴリー │四代目雑記


くち。

WBCと最近よく耳にします。

私はボクシングが好きなのでそれかと一瞬思うのですが

野球の世界大会。

日本がんばって欲しいですねー。

スポーツネタ書き出したらブログのネタに困っている証拠だと

言われてしまいそうですが、

船の豆知識でも一つ書いとこうかなー。

マーラン船の外板2枚目は展開するとS字になってます。

越來造船を応援してくださる人にとっては最早”嗜み”レベルの見識ですが

こういうのいいなー。

行数稼げるし、ウケそうだし。

考えてみます(笑

四代目 ゆーき




3月13日の記事

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大山椒魚。

井伏鱒二の山椒魚。

面白いですよね。

今でも別におまえのことをおこつてはいないんだ

ぜってー俺には言えねー。

超怒るし。

蛙すげー。

久しぶりにアニメのケロロ軍曹が観たくなってきた。

そういやずーっと前に我が家の白猫おかゆが帰る咥えてもってきたことありましたな。

参照

2015/12/07
2015.12.7



懐かしい。

四代目 ゆーき



2017.3.12

カテゴリー │四代目雑記


猫弊履。

寒かったり暑かったり。

こりゃぁてえへんだ。

身体がもたない天候ですね。

本日は嬉しい来客在り。

色々ごちそうさまでございました。

仕事でメガネに木粉がつくのですが

あまりそれを掃わない小生。

たまに掃うと生硬な日常を絶美に為ることが出来ます。

そうやることで世の美しさを忘れないようにする私の鍛錬なのです。

めんどくせえからではないのです。

四代目 ゆーき



2017.3.11

カテゴリー │釣り四代目雑記


アーラとアカジン。

ハタボー先生でした。

アーラミーバイは17kg。

アカジンがまるで餌のように見えます。

今年初アーラでした。





グレもシルユーもいいサイズでした。



ありがとうございました。

四代目 ゆーき