越來造船ブログ

梁。

今日も晴れ。

暑かったですねえ。

台風どうなることやら。

怖いですねえ。

今日は梁(はり)の話し。

船の甲板。

甲板の説明からせんといけません。

甲板(かんぱん、こうはん)


この写真で人が座っているところが

甲板と思ってもらっていいですよ。

厳密には船首部の1段高くなっているところも

甲板です。

この甲板を支えている

船の前後に対して直角にはしっている部を

梁といいます。

船は水を被るので船の幅に対する

中心から舷側に向かって左右に勾配をうってます。

昔の木造船規範では幅の50分の1とかになってますが

まあそこまで詳細はいいとして

この勾配実はサシガネで出します。

出し方があるんですねえ。





梁の頂点の高さは同じ二つの画像ですが

勾配のうち方でこんなにも違うのがわかると思います。

これのおもしろさは

船は横から見ると弧を描いています。

同じように上から見ても弧を描いている。

つまり幅が違う。

それに対して歪まずに前から後ろまで

勾配を打たすのは中々ですよ。

波を打たないように前から後ろまで

勾配を打たすことを想像してみて下さい。

今日はちょっと難しかったですかね。

私の拙い文章の所為でしょう。

堪えてつかあさいです。




四代目　ゆーき