越來造船ブログ

5月31日です。

夕方からは梅雨らしい天気になりました。

木製カレンダーの注文が結構入っておりまして

週末はその作業であります。

師弟関係について聞かれたので

ブログでも。

先ず。

やりたいことを見つける事が大事だと言うのが

大前提にあると思うんです。

やりたいことで飯を食えるのか否か。

やりたいことが決まっている場合

その道のプロに師事してしまえば

あとは好きなことやる為に

どんどん師匠を見るようになってくる。

するとどうでしょう。

自分もその道のプロになります。

”これやりたい”が見つからない人。

どちらかと言うと実は私はこちらに近いのですが

食えることを好きになってしまえば

あとはその道のプロを見ているだけであります。

私の場合は

環境が船大工以外を許さなかったとも言えるわけです。

結局船大工好きですけどね。

だから小学生の頃とかは本当に手伝い作業が嫌いだった。

でもそれは越來家であります。

木のパズルで遊ばされたり

杉の木刀を造ってくれたりで

いつの間にやらその道のプロであります。

好きでないことを好きになる

難しいようで案外と簡単ですよ。

何でもいいと思います。

昼飯時間に寝るのが好き

でもいいと思うんです。

そういうことから始めていくと

どうにかなるもんです。

ただしどうしても”嫌い”が先行してしまい

どうにもならないときは

自分が壊れる前におやめなされ。

やることを好きになって初めて師弟関係になれます。

嫌いなのにその道のプロに学ぶことは絶対できません。

越來家の家訓的なやつに

好きなことをやれ

やるべきことをやれ

というのがあります。

小さい頃から毎日言われ続けました。

私も妹も弟も。

懐かしいなあ。

私の小学低学年の頃のやるべきことに割り当てられていたのが

寝る前の電気のスイッチをOFFにする作業だったのを

今思い出しました。

スイッチを見ずに感覚だけを頼りに

スイッチをダイレクトに切れるか

を自分の中でゲーム化して楽しんでおりました。

若人たちに捧ぐ。


四代目　ゆーき