越來造船ブログ

夕陽。

１１月２０日です。

もう１１月も終わりに近付いております。

師走もすぐそこ。

今日はさすがに少し肌寒かったです。

風邪注意です。

ある会社経営者さんとお話しました。

人材不足だそうです。

骨のある人材が少ないとのこと。

どこも大変なんですね。

その点越來造船は私という忠実な手元がおりますから

棟梁もさぞかし安心であろうと思ってるんですが

未だに仕事中に怒鳴られることがあります。

ただ昔と違うのが怒鳴られる内容。

昔は作業の内容を怒鳴られた。

最近は内容よりも順番ですかね。

もちろん棟梁より経験の少ない私。

仕事の順番がどうしても頭で考えてやってしまう。

でも経験からすると考えてやるよりも

合理的な答えが別にあることがわかるんだと思われる。

果たせるかなやってみるとなるほどその通りなのです。

そこまで考えが至らなかったと言えばそれまでなのですが

そこまで考えるうちに時間はどんどん過ぎていくわけで

やはり経験は凄いといつも感動します。

毎日木造船を造っている時代は楽しかったんだろうな。

毎日毎時間毎分経験を積める。

恐らくその時代に私が生きていたら

学校なんて行かなかったと思います。

ただ一つだけ重要なのは

経験だけでもだめだということ。

その経験を説明できる論を語れないと

船大工は成り立たないのです。


四代目　ゆーき