越來造船ブログ

11月19日です。

晴れ。

今日は風が南まで回っておりました。

その割りに暑過ぎるということもなかったので

夏は完全に終わったのでしょうか。

マーラン船の帆。

幅にはあまり決まりがないのです

細い広い

それこそ昔のマーラン船の写真を見ると

わかるのですが

千差万別であります。

重心が下にあればあるほど

マストも高く帆も大きくできます。

まあ船主が船の用途に合わせて

帆の大きさもある程度オーダーしていたのでしょう。

帆の外側の曲線だけは

少し手が必要であります。

なので船大工が造った帆と

船大工ではない人が作る帆は

少しだけアールが違うのです。

たまたま船大工アールに近付いたパターンは

あるかもしれませんが。

しかしこれもまた船主の使い勝手次第なので

昔のマーラン船が

展帆して並んでいるのを

見ると面白かったかもしれません。

今となってはそんな光景見る術ありませんが。


四代目　ゆーき